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なとり、愛して。

  • 利用者さんに寄り添いながら
    社会福祉法人みのり会 名取みのり園
    西條有貴さん、岸野祐希さん

    名取市みのり園は、社会福祉法人みのり会が運営する就労継続支援(B型)施設。名取市内在住の障がいのある方に対して、就労支援及び就労場所の提供をしています。普段の活動は、大きく分けて三つ。クッキーなどのお菓子製造、手芸や内職作業、そして市内企業と連携しての施設外就労です。なかでも、市民の人気を集めいているのがみのり園でつくられるお菓子。どんな想いで利用者さんと関わり、製造を続けているのか、お二人に聞きました。

    ―岸野さん、この仕事のやりがいを教えてください。

    私は名取市の出身で、名取みのり園で働いて8年になります。今はお菓子製造の担当をしています。お菓子はみのり園の象徴ともいえるもので、地域のみなさんに愛されています。利用者のみなさんが一生懸命つくっているものなので、お菓子が売れたときはとてもやりがいを感じますね。お菓子が売れたり、好評だったりしたとき、利用者さんがうれしそうな顔をしてくれるのも喜びを感じます。

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    ―名取みのり園のお菓子づくりは、いつから続いているのですか?

    販売開始から30年前後になると聞いています。市内な近隣地域のスーパーやマルシェなどで販売していますが、昔から見つけると買ってくださる方が多いです。クッキーとミルクキャラメルは当時から販売しているお菓子なので、昔ながらの味を守り続けています。焼き菓子は、ハロウィンやクリスマスなど季節のアイディアを取り入れたり、流行を意識してつくっています。

    私たちは、買っていただいた方の口に入るものをつくっています。衛生面にはいつも気を使って、こまめに声掛けをしています。また、火やオーブンなどを使う作業も多いので、安全面にも配慮して製造しています。



    ―西條さん、お菓子づくり以外には、どんな活動をしていますか?

    私は「外作業」を担当しています。サッポロビール園での清掃やスーパーマーケットでの油の回収など、体を動かす作業が多いです。一番気を付けなくてはならないのが、利用者さんの様子をしっかり見ること。作業を行うこと以上に気を遣っています。

    一方で、先日暑さで私が体調不良になってしまったときに、利用者さんがとても心配してくれて気を遣ってくださったことがありました。そのときは、私の気遣いが伝わっているんだなとすごくうれしくて、印象に残っています。

    障がいがあるとはいえ、利用者さんも一人の大人。大人としてきちんと接することを大事に、あたたかい関わりが持てるように意識しています。

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    ―名取みのり園では地域の方との交流も積極的に行ってるとか。岸野さん、どんなことを行っているか教えてください。

    私たちはとても地域の方々に恵まれていて、みなさん理解して接してくれています。コロナ禍の前までは、お菓子の直売所である「フェリーチェ」で感謝祭というイベントを大々的にやっていて、地域の方を招待していました。コロナ禍以降は、お菓子班が独自のイベントを行って、地域の方とふれあう機会をつくっています。

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    ―西條さん、名取市のおすすめのスポットはどこですか?

    私は子どもがいるので、なとりサイクルセンターが好きです。自転車にも乗れるし、海が近くてリフレッシュできるのがいいんですね。


    ―岸野さんはいかがですか?

    閖上の朝市です。季節のイベントや新鮮な海鮮BBQも食べられるのも魅力だと思います。外の方もぜひ、足を運んでいただきたいなと思っています。