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なとり、愛して。

  • 誰もが気軽に楽しめる施設にセントラルスポーツ株式会社
    名取市サイクルスポーツセンター
    副センター長
    PTCパーソナルトレーナー
    大蔵 哲也さん

    「東日本大震災の津波で甚大な被害を受けてから約9年半後の2020年10月。サイクリングをはじめ、宿泊施設や天然温泉なども備えた総合レジャー施設として運営を再開した名取市サイクルスポーツセンター。ここを拠点にライドツアーが行われるなど、地域と連携した取り組みも行っています。


    ―名取市サイクルスポーツセンターの魅力を教えてください。

    1周約4kmのサイクリングロードがあり、信号も坂道もなく気持ちよく自転車を走らせることができるの魅力です。実はサイクリング専用施設としては東北唯一の場所なんです。

    また、手ぶらで来ていただいて、自転車を楽しんで汗をかいたら、名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」で日帰り入浴ができますし、「ゆりあげ港食堂 HACHI」で食事もデザートもあるので、1日中楽しめる施設となっています。

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    ―子ども向けのふわふわドームなどの遊具や、まだ自転車に乗れない子や複数人で乗れる「おもしろ自転車」もあるので、本格的なサイクリングはもちろん、家族でお楽しみいただけるのも魅力ですね。

    スポーツ広場として、「3×3バスケットコート」「スケートボード場」「フットサルコート」もあります。名取市とプロバスケットボールチーム仙台89ERSが共同でイベントを開催したり、東京オリンピック以降はスケートボードイベントや練習する親子が増えたり、フットサルコートは定期的に使用いただく方が多く、スポーツを楽しむ様々な方にご利用いただいています。

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    ―最近、新しく取り組んでいることはありますか?

    施設内だけでも十分お楽しみいただけますが、名取熊野三社御朱印巡りや閖上観光、仙台空港や仙台荒浜貞山堀周遊など、ここを拠点にサイクリングツアーを楽しめるプログラムを提供しています。

    現在ご利用いただくお客様はご家族が圧倒的に多いのですが、みちのく潮風トレイルを楽しむ方や施設外を楽しむレンタル自転車など、外国のお客様も増えてきており、ニーズを感じています。そのため、より内容を充実させたグルメライドツアーを今年新しく展開したところです。

    貞山運河サイクリングロードをライドして、JRフルーツパーク仙台あらはまでフルーツを堪能し、震災遺構仙台市荒浜小学校で震災について学び、最後はかわまちてらす閖上で海鮮グルメを楽しめるコースです。歴史ある貞山運河沿いを走り抜け、観光や震災復興の歩みを学び、仙台名取のグルメを味わえます。日本語以外の対応も可能で、HPなどで外国語対応のパンフレット展開など、インバウンドにも力を入れています。ぜひ多くの方に利用していただきたいですね。



    ―大蔵さんが感じる名取市の魅力を教えてください。また、観光客や名取市民以外の人に、どんなふうに楽しんでもらいたいですか?

    海も山も近いので、サイクリングには最適なロケーションが魅力です。名取の道路は、自転車で走りやすいよう青い線で表示している道が多いんです。また、当館の屋上からは、東に太平洋、西には蔵王連峰から泉ヶ岳まで山々を望むののおすすめです。

    そして何よりも「人の温かさ」が最大の魅力ですね。当館がオープンしてから、施設だけではなく、地域一帯の活性化に寄与したいと考えていていました。かわまちてらす閖上さん、メイプル館さん、ゆりあげ港朝市さん、震災の語り部さんなど、地域の方々が温かく迎えてくださり、協力していただいてサイクリングツアーを展開することに繋がりました。

    最高のロケーションと人の温かさ、あとは北限のしらすや新鮮な海鮮丼、せり鍋など食の豊かさも楽しんでもらいたいです。

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    ―今後チャレンジしてみたいことはありますか?

    サイクリングと聞くと、本格的なアスリートが楽しむものと尻込みしてしまうかもしれませんが、当館は、幅広い年齢層の方が「楽しいな」「また来たいな」と思っていただける施設を目指しています。

    1周4kmのサイクリングロードに休憩スポットつくったり、施設内で椅子などの休憩場所を増やしたりできたらと考えています。少し体を動かしたい、体力づくりをしてみようなど、子どもやご高齢の方が安心して気軽に楽しめる施設にしていきたいですね。

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